西芳寺(苔寺)



2007年4月8日13時。
前日の夕方に数時間の降雨。
さあそれがどこまで威力を発揮してくれているか?



京都市西京区松尾神ヶ谷町56
075-391-3631
往復はがきで事前申込
参拝冥加料3000円


1か月前からの申し込み順。参拝7日前必着。
希望日、人数、代表者の住所氏名を記入した往復はがきで。
西芳寺参拝係宛。所要最低2時間。時間は先方指定。


2007/4/14 (4/8訪)


桜もさかりのよい時節。 本堂前でみんな写真パシャパシャ。 予約は13時。
まずは本堂に上がって、
写経です。
本堂横の廊下。

友達より少し早く終わって外で待つ間に。
しずかでひっそりしてていい感じ。



「NO PHOTO INSIDE」
なので、
廊下だけ…。
さあ、そしていよいよ庭園です。

ほんとに一面の苔!
「うわあー!」と、苔まっしぐら。
「まふっと」してるね、ほんとに。
スギゴケ?

ちょうど芽が萌える季節だな。
雪がなかった冬だったのと、
春のかかりなのとで、
ちょっと元気不足の苔絨毯。
前日が雨だったので期待したのだけど、
そもそも春の新芽(?)がまだだからね。



でもこのまふっと感はやっぱりいい。
他にないもんな。
切り株にも苔が。
つーことはなんだ。
湿度が高いとか苔が育つにの
いい環境なんだろうな、そもそもが。
ほんとに一面の苔で、
見てると圧巻なんだけど、
これがまた写真にならんならん。
まふっと橋。

前日見た醍醐寺三宝院もこんなでした。
パノラマ設定ができることを知ってやってみた。
でもいまいち迫力不足。むずかしいの。



なんとか苔絨毯のスケール感を
切り取ろうと必死らしい。
むしろディテールの方が
「気分」が再現できるかも、とか。
スギゴケは変化がつくから
被写体にいいかも、とか。
そんなこんなで超まったりじっくり
がっつり見学させていただき、
気づいたらもう誰もいません。。
出るの最後で、
とっくに閉めてあった門を、
お寺の方がわざわざ開けて下さいました。
ベストの季節にもいちど見たいなあ。

「苔化粧」であることが
意味のあるお庭だからこそ、
「苔」の状態に完全に負ってしまう。

これは「庭園」を見るところではなくて、
「自然」を見るところなんですね。

ここがオンリーなのも、
いわゆる寺社仏閣の観光名所で
ある意味とても異質なのも、
要するにそのため、ということ。

興味深い場所ですね、いろんな意味で。






kyoto index