大河内山荘(OHKOHCHI-SANSO)



俳優・大河内傳次郎の個人住宅。昭和6年着手。
洛西(ラクサイ)小倉山の南面約2万平方メートルの敷地にある邸宅。
嵐山を借景とした回遊式庭園が見事。
東に市街越しの東山連峰や比叡山、西に保津川をちろりとを望む。
四季折々の風情が楽しめそう。
ただし閑たるべし。観光シーズンの土日はおそらく不可。あと雨の日も。
勾配が強く、やや足元が危ういので、ヒール、和装はつらそう。
庭好き、情緒、風流好みの人に。美術、建築系には微妙かと。

9:00〜17:00/無休
1000円(お抹茶とお茶菓子、絵葉書1枚つき)

                                                  2005年4月13日訪。

天竜寺北門から近道。
竹林の道。静謐。
でも車も通れたりする。 受付(入口)。
裏口かと思うほど地味。
右の木に表札が。ほんと個人邸。
急勾配の杉(?)林が。




抜けるといきなり開けてビックリ。
右に平屋のお抹茶席がある。
左の位置からの見返し。
大きな枝垂桜。優美。
回遊順路へ。
まず通過する中門。
茅葺(?)屋根。凡字がかかってる。
石の階段。
細さがいい感じ。




登ったところに大乗閣。
すごく素敵そうなのに、
中に入れないのがかなり残念!
大乗閣から東に市街を一望。
ぽちっと尖がってるのが多分比叡山。
すごい見晴らし。
視界を少し東南にふると・・・。
一面の桜が見下ろせ、まるで桜海。
(って言わないけど)
次第に道が険しくなる。
それもまたいい感じだけど、
履物によってはちとツライかも。




持仏堂。小さいけどきれいな建物。
しかし「念願の持仏堂」という記述に、
価値観の隔絶を感じた・・・。
個人的なものか、世代(時代)によるものか。
ずんずん登って、上からの眺望。
さらに絶景。
少し回転・・・。 しつこく道(笑)。
いや、だって足元気になるし。
でも案内板が親切で不安はない。
よいお庭だ。




向うに滴水庵が。 滴水庵からの眺め。
座敷に上がれないのが残念!
縁から乗り出してなんとか撮影。
やっぱりお庭は座から眺めてナンボ
だと思うのだけどなあ。
西側、嵐峡展望台からの眺め。
山々の桜化粧が夢のよう。
すごーい。
右下に保津川が。
渓流の音が聞こえる。
向かい、正面に怪しい建物。
名前忘れた・・・。




「月香亭」から市街を望む。
でもここ自体はほんとに小さな庵。
というか、ほとんど東屋。
同左。
でも眺めはすごい。
というか写真映えする。
大河内傳次郎記念館。
これはかなり新しい建築。
ロの字型で、
高さと広さのバランスが落ち着く。
上に抜ける開口の威力。
人がいないときに、ぜひ。
大河内傳次郎ファンならさらに。






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