│@イスラマバード│Aペシャワール│B家と町│C食とくらし│Dおみやげ│ 「探しても日本語のガイドブックなんかあらへんで。『歩き方』もないねんで」国際結婚をして、披露宴のためにこの国を訪れる花嫁はそう言いました。 たしかにない。旅行ガイドだけでなく、圧倒的に情報がない。 でも彼女の婚家にホームステイなのに私はあまりにこの国のことを知らないので、図書館で本を探してツケヤキバ。 そしたら数冊の本に加えて、幸運にも4年前の『地球の歩き方』が書庫資料にありました。 即、借り出して、旅にも持参。ラッキー。 やっぱりあれかな。安全配慮とかかな。会社がなのか、外務省が関係してるのかは知らないけど。 うっかり『歩き方』なんかがあると、「あ、ここ、ひとりで旅行できるんや」と思う人が多いだろうし。 航空券の手配を頼んだ旅行会社も、旅程案内と一緒に外務省HPの危険情報ページを同封してきたもんな。 今回のお旅はタイ航空。バンコク乗り換えでパキスタンのイスラマバードへ向かいます。 TG623便 関西(11:10)→バンコク(15:30) TG509便 バンコク(19:10)→イスラマバード(22:25) TG510便 イスラマバード(23:35)→バンコク(翌日06:15) TG672便 バンコク(23:59)→関西(翌日07:10) |
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空港でお迎えの新郎新婦と合流。 市内のゲストハウスで一泊。 |
ガスストーブ。 ガス栓をひねってマッチで着火します。 この晩の寒かったこと! Tシャツからジャンパーまで全部着て、 毛布2枚重ねて さらにコートをのせて寝ましたよ。 |
朝7時26分。 パキスタンは、1947年にインドから分離独立して、イスラム国家として建国。 当初の首都はカラチ。 1962年、イスラマバードに遷都された。 |
シャー・ファイサル・モスク。 直線と幾何学の現代的なフォルム。 これはあれだ、クアラルンプールの美術館(?モスク?)に通じるものがありますな。 トルコ人建築家の設計。 サウジアラビアのファイサルのバックアップで建てられたのでこの名前なのだそう。 9時25分。 |
この発想の建築はやっぱり真正面。 連れてってくれた花婿さんも同意見。 |
四方に尖塔(ミナレット)。 高さ90mもあるそうですが、 これ、本来はお祈りの時間の度に(…いや、朝だけだったかも?)人がてっぺんまで上がって知らせるものだそう。 今はスピーカーで流すので毎度登る必要はありません。 と、このべらぼうに高い塔に扉と階段がついてるのを見て、 「これ登れるの?何のために?」と言った私に、花婿さんが教えてくれました。 「どっかのせこい教会みたいに 入場料取ったりせえへんねんな」 とは、皮肉屋の花嫁さんいわく。 |
お祈りの前には手足を洗います。 日本の寺社仏閣と同じですね。 ……と、これを書いててふと思ったけど、 キリスト教の教会とか 日本以外の仏教寺院とかって どうだったっけか?? とりあえずこの後行ったタイには なかったような…。 「神様に祈る前に身を清める」 つう発想は万国共通なのか、 それほどでもないのか? あ、いや、むしろ。 「祈る場に入るときに靴を脱ぐかどうか」 と連動してたり……? |
長距離バスで ペシャワールに向かいます。 所要2〜3時間。 日が高くなるとあったかい。 というか、良いお天気で暑いほど。 スカーフで鼻まで覆ってるし、 バス停で待ってる間が のぼせそうでしたよ。 11時47分。 |
アトック川を渡ります。 インダス川の上流。 アレクサンドロスがインダスを越えたのがこのあたりだったそうな。へえー。 |
トラックがひっくりかえるほど派手! 「地球の歩き方」では 「ギンギラバス」とネーミングしていた。 |
横も後ろもとにかくすごくて、 しかも魔除けの黒いシャラシャラしたのをあちこちにつけているので、 「シャンシャンシャン」とか 「ワシャシャシャシャー」みたいな音が バスのガラス越しにも聞こえるほど。 道、うるさいやん。 |
おもしろいので撮りまくり。 そういやネパールも車が派手でしたな。 確かインドもそうじゃなかったかい。 つうことはここら一帯だよ。 |
これも貨物かな。 | 牛の群れ発見。 これは家畜だろうさすがに。 |
馬車とか驢馬車とかは 普通に走ってます。 しかも結構なスピードで疾走してます。 |
「何十年か前の日本みたいな感じやね」 町と暮らしのディテールを いろいろと説明したところ、 博識で人生経験豊富な会社の上司がそうおっさいました。なるほどー。 |