道後・松山C 〜松山近代建築〜


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駆け足で回った松山でしたが、なにかとさすがのご案内のおかげで、
たぶん私にとってこれ以上なく充実した松山を見せもらえました。深謝。



2006年5月3日



萬翠荘に向かいます。 愛媛県美術館分館。
正式名称は愛媛県美術館分館郷土美術館。
大正11年竣工。
設計は木子七郎。
明治44年東京帝国大学卒。
経歴リサーチ不足・・・。
旧松山藩主子孫の久松定謨伯爵が別邸として建てたそう。





洋館も大正に入るとすっかりこなれております。明治初期のような右往左往ぶりはありません。 洗練と落ち着きは、やはり身に染みつくまで待つしかないのでしょう。
身に、というか、文化と時代に馴染むまで。
吹き抜けに配されたステンドグラスは、ハワイから輸入されたものだとか。ハワイから、というところが意外。へえ。 窓もすでに昭和への流れにありますね。





日本の文化は
受容と変容なんですねえ、やっぱり。
これは玄関ドアかな。 床下換気口にも意匠が。


こちらその横にある愚駄仏庵。 細い階段を上がって、林の中に。こうやって自然の中に放り込むところが洋館と対照的。 お茶席。 愛媛県庁
ここも木子七郎。
竣工昭和4年。


県庁について調べようと愛媛県庁の公式HPにお邪魔したらば、「今日にゆかりの愛媛県」として、「1964/05/10「県の獣」にニホンカワウソを指定しました」との文言が。

愛媛の獣ってニホンカワウソなんですね。かわいい。ていうか日本の都道府県では「県の獣」なんてものも定められているのですね。・・・と思って大阪と京都を調べたけどわかりませんでした。どこともあるの?
どこまで話が逸れるやら。


瀟洒で美しかったポーチ。
街頭も繊細です。 木子七郎さんがそうなのか、
時代がそうなのか。


正面ドア。普段は開いてるのでしょうね。 浮き彫りが深い。 GW中もお仕事の人がいらっさいました。
ご苦労様でございます。
平日なら内部見学もできるそう。
「知事に会うこともできます」ってサイトにありましたけど、そんな観光客なんかと会ってていいんですか県知事さん。


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